足の裏の皮膚は、特殊です。
足裏には、皮脂腺がまったくないので乾燥しやすい部分です。
しかも、全体重がのしかかる部分です。
柔らかい皮膚も、乾燥と圧迫によって、硬く分厚くなるのです。
顔の肌の角質層はおよそ28層であることに対して、足の裏の角質層は、100層以上もあるといわれています。
分厚くて、硬くて、汚れも落ちにくい特徴があるのです。
しっかり洗えばきれいに落ちるだろうと思いますが、そうもいきません。
一度硬くなった角質は、普通に石鹸をつけたタオルだけでは、なかなかきれいに落ちてくれないのです。
足の裏の角質がきれいに落ちないと、靴下を履いて歩いたとき、汚れやすくにおいの原因にもなります。
落ちにくいから、ほうっておく。
ほうっておくから、余計に硬さと厚みが増して、汚れがたまっていくという悪循環です。
あなたが最後に足の裏の角質を取ったのは、いつですか。
「洗った時期」ではなく「取った時期」です。
「え? 足の裏の角質なんて取ったことがない」
足の裏の汚れは、石鹸やタオルを滑らせるだけでは、不十分です。
足の裏の角質は、特別に硬いわけですから、洗い方も少し工夫が必要です。
「軽石」や「やすり」などの道具を使いましょう。
ごしごしこすって、無駄な角質を落とします。
薬局では、足の裏の角質を柔らかくするジェルやクリームなども、販売されています。
好みに合わせて使ってみましょう。
わかりにくければ、薬局の店員に聞くと、案内してくれるはずです。
あなたの足の裏は、今、どのくらい分厚くなっていますか。
いつの間にか、厚みと硬さが目立っていれば、ぜひとも今日からケアをしましょう。