にきびを触って治りやすくなることはありません。
にきびは、炎症です。
炎症を指で触ると、症状は確実に悪化します。
触ると、炎症を刺激したり汚れたりして、また悪化します。
悪化するから、また触り、さらに悪化する。
悪循環になるのです。
「にきびが気になり、仕方ない」という気持ちはわかります。
鏡で顔を見たとき、ぽつんとできたにきびを見つけると「やってしまった」という悔しい気持ちになります。
何かしないといけないような気持ちになります。
何かしないと、もっと悪化するのではないかという不安になるでしょう。
落ち着かずにいられなくなるのです。
大丈夫です。
触る必要はありません。
「触らない」というのが、すでに治療の1つです。
そこを我慢できるかどうかが、にきびが改善するかどうかの分かれ道です。
触りたい衝動を抑えるのは、なかなか大変かもしれませんが、正念場です。
にきびがあっても、触らないようにしましょう。
触りたい衝動を抑えられるかどうかが、今後のにきびの症状を左右するのです。