唐揚げが入っている大皿に、レモンがあれば、どう使いますか。
やはり、レモンを搾って唐揚げにかけるのだろうと思います。
一般的に、唐揚げにはレモンを搾ってかけるのが定番ですね。
唐揚げとレモンの相性は抜群です。
唐揚げのまったりした味わいが、レモンによってきゅっと引き締まり、いい味わいが生まれます。
しかし、です。
気を利かせて、唐揚げにレモンをかけたところ、叱られることがあります。
「直接レモンをかけるのはやめたほうがいいよ」
唐揚げにはレモンをかけるのが当然と思っていると、驚かされます。
レモンが苦手という人もいるからです。
刺し身と言えば醤油につけて食べるのが一般的ですが、醤油が苦手で、生で食べるのを好む人もいます。
自分が当然だと思っている好みは、必ずしも万人ではないことに注意です。
大勢の人が集まる宴会や飲み会では、こういうトラブルがあるのです。
では、こういう場合どうすればいいのでしょうか。
唐揚げにレモンをかけるなら、周りの人に「レモンを搾ってもいいですか」と言ってからにしましょう。
問題がなければ、レモンを搾っても大丈夫です。
もし嫌がる人がいれば、その人の唐揚げだけ、レモンは控えます。
唐揚げだけとは限りません。
調味料や香辛料などを振りかけるものは、すべて同じです。
自分ではいいと思っても、ほかの人はどうだろうかと考える余裕を持ち、尋ねることです。
これが気遣いです。
自分の常識を見つめ直す、いいチャンスだと考えるのです。