「家に着くまでが遠足」
私が小学生のころ、先生から耳にタコができるほど言われてきた言葉です。
皆さんも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
遠足を楽しんだ帰り道は油断をして、事故に遭いやすい傾向があります。
家に着くまでが遠足だと思うことで、緊張感を維持して、事故を未然に防ぐという戒めです。
幼いころの話とはいえ、これは大人になってからも同じです。
いえ、大人になってからのほうが、より大切です。
「家に着くまでが宴会」
宴会で満足してしまうと、帰り道、事故に遭いやすくなります。
お酒を飲むわけですから、車を運転しないのは当然ですが、慣れた帰り道にも危険は数多く潜んでいます。
千鳥足で歩いていると、道で転んで、けがをすることがあります。
ぶつけたところが悪ければ、大けがです。
また、人とぶつかることもあるでしょう。
ぶつかった衝撃で、自分がけがをするだけでなく、相手にけがをさせてしまうかもしれません。
そうなると、さらに話はややこしくなります。
一番怖いのは、駅のプラットホームです。
プラットホーム上で近づいてくる電車にぶつかったり、ホームに落ちたりしてしまうと、大変です。
一瞬の不注意で、人生がダメになってしまうのです。
帰り道とはいえ、油断はできません。
幼いころ「家に着くまでが遠足」と言い聞かせていましたが、むしろ大人になってからのほうが、より注意が必要なのです。