あなたは、会社の人と飲みに行ったとき、仕事の話をするタイプですか。
仕事の話をしてもいいではないかという人もいれば、仕事の話をしないほうがいい人もいます。
どちらがいいのでしょうか。
個人の好みによるかと思いますが、実ははっきり答えがあります。
お酒の席で仕事の話はタブーです。
社員の仲がいいとか、チームワークがいいとか、そういう問題ではありません。
社外で社内の話をするのは、機密情報の流出の可能性があるからです。
周りには、ほかのお客さんもいますし、店員もいます。
とりわけ居酒屋では、他の会社の人が大勢ひしめいているので聞かれやすい状況です。
事実、私は居酒屋で、他の会社の人たちが、会社の内部情報を言っているのを耳にしたことがあります。
会社や上司の愚痴を聞いたこともありますし、新しい企画の話を耳にしたこともあります。
お酒が入っているせいで、大きな声で話をしているのです。
隣で聞いていて、人ごとながら「この会社は大丈夫なのか」と不安になったくらいです。
居酒屋で仕事の話をする人は、情報流出に対する意識が希薄であると、公言しているようなものです。
社外に出れば、仕事の話は慎むことが社会人としての基本です。
居酒屋で、社長自らが仕事の話をし始めるなら、その会社の経営は危ないと考えていいでしょう。
社長がその意識なら、社員の意識もかなり低いはずだからです。
仕事の話をするなら、仕事中にすればいいことです。
そのための業務時間です。
定時後の飲みの場でも仕事の話をするなら、息抜きの場ではなくなります。
せっかくの息抜きの場であるにもかかわらず、仕事の話をされると、夢から覚めてしまいます。
ストレス発散どころか、余計にストレスがたまります。
仕事を離れて、人間関係を深める場であると、考えましょう。