「会場に来た人から順番に、好きなところに座ってください」
そう言われれば、お決まりのパターンがあります。
多くの場合、仲のいい人同士が固まって座る傾向があるのです。
やはり普段から親しみのある人同士のほうが、居心地がいいのでしょう。
男性は男性で固まりやすく、女性は女性で固まりやすい傾向があります。
全体的に見ると、偏りができるのです。
宴会は、交流会でもあります。
普段と変わらない人間関係で固まるのでは、交流会の意味がありません。
しかし、幹事が適当に席順を決めれば「嫌だ」と反発したり「変更したい」とわがままを言ったりする人も出てくるでしょう。
いい方法があります。
くじ引きで、席順を決めるのです。
あらかじめ、座席に番号を振っておきます。
会場に来た人からくじを引いて、引いたくじに書かれている番号の席に座ってもらうようにします。
完全に無作為であるため、いい具合にわかれた状態になります。
普段話をしない人同士が隣り合わせになることもありますし、自分が引いたくじですから文句も出にくいメリットもあります。
ただし、社長や上司など目上の人は上座のほうが好ましいので、くじ引きではなく、あらかじめ決めておくほうがいいでしょう。
宴会を、より有意義な交流会にするための工夫として、取り入れてみてはいかがでしょうか。