宴会で追加注文をするなら、本人が直接店員に注文するのがルールです。
いちいち幹事を経由して注文していると、幹事はパンクしてしまうからです。
普通に考えれば、メンバーはそのくらいの配慮をしてもいいでしょう。
ところがです。
実際は、幹事に注文をお願いされることがよくあります。
盛り上がって話をしているときに、わざわざ店員に話しかけるのが面倒なので、店員ではなく幹事が呼ばれます。
また、上司から注文をお願いされると「自分で店員に言って注文してください」とも言いづらい。
幹事が店員の代わりになり、注文を一手に引き受けることがあるのです。
さあ、それからが大変です。
「AさんとBさんは、梅酒のロック」
「Cさんは、梅酒の水割り」
「Dさんは、カシスオレンジ」
「Eさんは、オレンジジュース」
多くの人の注文を一度に受けると、頭がパンクします。
幹事もお酒を多少飲むわけですから、ふらふらしていれば記憶も曖昧になります。
しかも注文を間違えると「注文していない。誰が払うんだ」という会計のトラブルになりやすい。
トラブルの責任も、幹事に跳ね返ってくるのです。
そこで幹事は、必ず持っていきたい小道具が2つあります。
メモ用紙とボールペンです。
胸ポケットにメモ帳とボールペンを入れておきましょう。
さまざまな人からの注文を一手に引き受けることになれば、頭で覚えず、メモ用紙にメモすればいいのです。
どんなに記憶力の悪い幹事でも、大丈夫です。
使わなければ使わないでもいいのです。
念のため、準備しておくと安心感があります。