「恋愛は、依存症に似ているな」
失恋をして、そう思いました。
相手がいることで、ほっと安心します。
もはや相手が、自分の一部になっているような気がするのです。
しかし、付き合っているときは、それになかなか気づけません。
いるのが当たり前になっているからです。
存在の重要性になかなか気づけないのです。
別れたとき、急に重要性に気づいて、じたばたします。
息苦しくなって、気が変になり、自制心を失うのです。
「恋愛は依存症みたいだ。依存がなければ楽なのに。依存するのは悪いことなのか」
真剣に考えました。
依存というと、悪い響きがありますね。
してはいけないような感じです。
「もう恋愛はしない。1人で生きていこうかな」
一瞬、そう思いかけました。
思いかけたところで、やめました。
1人で生きていこうとすると、誰にも弱音を吐けなくなります。
いくら仲のいい友人でも、吐ける弱音に限度があります。
弱みを見せないで強がって生きていくことほど、つらい人生はないと思ったのです。
強がっているのは、偽りの自分です。
偽りの自分で生きていても、生きた心地がしません。
もちろん1人で行動をすることも大切です。
自分の責任で行動することで成長も早くなりますが、常に1人は苦しいです。
誰かと一緒にいる時間を豊かにするために、1人になって成長したり心を調えたりします。
1人の時間は、そういう時間です。
HAPPY LIFESTYLEは、私が吐く弱音の裏返しなのかもしれません。
自分で書いていて、そう思いました。
弱音は、本音です。
本音は、人の心を動かします。
「弱音を吐いてはいけない」
そういう考えを、ずっと持っていました。
大人になるにつれて、弱音を吐くのはいけないことだとされています。
しかし、人間、やはりどこかで弱音を吐きたいのです。
本音を吐きたい。
弱音の1つでも吐いていないと、長い人生、やっていけません。
そもそも1人では弱いのですから。
弱音を吐くと、すっきりします。
それで解決するわけではありませんが、心が軽くなって元気になります。
元気になると、解決しようとする力が湧いてくるのです。