出来上がった資料は、見直します。
誤字脱字はないか、データに間違いはないかなど、いろいろチェックすることでしょう。
このとき、間違いを発見しやすくなる方法があります。
資料を音読することです。
資料のチェックの際、黙読だけで読み直していませんか。
失敗しやすい例です。
本番は黙読ではなく、音読をしながら発表することになるからです。
読むとはいえ「黙読」と「音読」とでは、いくつか違いがあります。
なぜ、今さら音読と思われることでしょうが、音読は重要です。
音読には大切な効果が、2つあります。
一般的に、音読より黙読のほうが読むのが早くなります。
黙読でちょうどよい時間配分だと思っても、音読では時間が足りなくなるのです。
プレゼンでは時間配分を誤るケースがよく見られますが、これは見直しの際、黙読をしていることが原因の1つです。
見直しは、できるだけ本番に近い状況で行うことが大切です。
黙読は読み進めるスピードが速いがゆえに、読み飛ばしをしやすく、誤字脱字の発見が難しくなります。
しかし、音読なら、書いてある文字を一字一句読み上げます。
間違いを発見する確率が飛躍的に向上します。