箸は使い方によっては、スプーンのように使えます。
2本の棒の幅を狭くして平行に固定すれば、スプーンのように料理を乗せることができるようになります。
こうすれば、箸でつかむより、一度に多くの食事を口に運べるようになるので、便利に感じます。
しかし、こうした箸の使い方はNGです。
本来の箸の使い方に反しているばかりだけでなく、箸が汚れやすくなるためです。
箸をスプーンのように使ってしまうと、箸の大半を汚してしまうことになり、見苦しくなりますね。
場合によっては、箸を持つ手まで汚してしまうこともあるでしょう。
理想を言えば、汚していいのは「箸先3センチまで」です。
少し厳しいように感じますが、可能なかぎりこのルールを守ろうと心がけていると、箸の扱い方が大変上品に見えてきます。