「麺類の食べ方のポイントは、ちりれんげにある」
といっても過言ではありません。
何気なく置かれているちりれんげですが、使い方によっては大変便利です。
中華料理には、ラーメンやタンメンなど、熱い麺類が登場します。
特に困るのが、熱くて食べにくいときです。
直接口にしづらいのが難点ですが、ちりれんげが解決してくれます。
箸で一口の麺類を取った後、ちりれんげにのせれば、息を吹きかけなくてもすぐ冷めます。
汁が飛びにくいので服が汚れにくくなりますし、食べるときの音も小さくなりますから上品に食べられるようになります。
女性には、ぜひ心得ておきたい食べ方ですね。
また、麺類のスープを飲むときも活躍します。
中華料理のマナーとしては、器を持ち上げたり口をつけて汁を飲んだりするのは、マナー違反です。
スープを飲むときは、一度箸を置き、右手にちりれんげを持ち替えます。
ちりれんげですくってから飲むようにしましょう。
熱いスープでも、ちりれんげを使えばすぐ冷めて飲みやすくなります。
飲むとき空気に触れ合うので、スープの味わいがより深く感じられるようになります。
単にスープをすくって飲むためのものと思いますが、中華にはなくてはならないものなのです。