存在感は、豊かな表情から生まれます。
表情が豊かな人は、それだけで存在感があります。
私がアメリカに留学していたときに感じたことは、アメリカ人は表情が豊かだなと思ったことです。
ささいなことでも、言葉より、表情で表現します。
私がバスで通学途中に、うっかりアメリカ人の足を踏んづけてしまったことがありました。
そのときは何も言ってきませんでしたが、嫌な顔をしていたのを今でも覚えています。
足を少し踏んでしまっただけですが、ひどく迷惑そうな表情を、今でもよく覚えています。
もう何年も前のほんの3秒くらいの出来事なのに、いまだに覚えているというのは、あらためて考えてみるとすごいことです。
それだけ表情には、人の心に訴えかける力があるのです。
テレビの中で感動的なシーンでは、感情移入して泣いてしまうことがあります。
よく泣くことで知られている徳光さんも、よく泣いています。
私も徳光さんを見ていると、つられて泣いてしまうことがあります。
いわゆる「もらい泣き」です。
泣いている表情を見ていると、言葉以上に感動が伝わってきます。
泣いているだけでなく笑っている顔や楽しそうな顔でも、同じです。
楽しそうな人といると、こちらまで楽しくなってくるのは、楽しそうな表情から楽しみが伝わってくるからです。
表情には、言葉以上に感動を伝える力があるのです。
表情が豊かな人には、それだけ感動を伝える力があるということです。
表情が豊かな人には、花があります。
芸能人でも、ポーカーフェイスの人より、泣いたり笑ったりと表情が豊かな人のほうが、人間味があふれています。
自然と存在感まで出ています。
存在感は、表情が豊かな人にあるのです。