海外旅行をしているとき、あなたは母国の代表者です。
象徴です。
その国全体を表現していると見られています。
たとえば、日本人観光客が、アメリカでごみのポイ捨てをしたとします。
それを見たアメリカ人は「日本人は何て品がないのだろう。日本人はみんなこうなのか」と思うでしょう。
実際にごみのポイ捨てをしたのは、1人だけです。
たまたま、その人だけがうっかりごみをポイ捨てしただけなのかもしれません。
しかし、その1人の行動が、その国全体の行動を象徴していると見なされ、国全体のイメージに影響を及ぼしてしまうのです。
逆に、アメリカで日本人が親切に人助けをしたとします。
それを見たアメリカ人は「日本人は何て素晴らしい国民なんだ」と思うでしょう。
大げさかもしれませんが、事実です。
母国から一歩外へ出ると、誰でも国の代表者であり、象徴になります。
ということは、海外旅行をするときの心がけとしては、母国のときよりマナーをよくしなければいけません。
母国でごみのポイ捨てをするより、海外でポイ捨てをするほうが、罪が重くてダメージが大きくなるのです。
ポイ捨てだけに限らず、すべてのマナーに通じることです。
いつもよりマナーを心がける。
少しでも自分の国のイメージを上げるために、海外旅行のときにはいつも以上にマナーを意識した行動を心がけましょう。