海外旅行中にパスポートを紛失すると、旅行はめちゃくちゃになります。
パスポートを要求されるさまざまな場面で困難が生じるからです。
まず、出入国ができなくなって身動きが取れなくなります。
本人を証明できないため、ホテルのチェックインはできなくなり、免税店で買い物ができず、トラベラーズチェックも使えません。
パスポートは、海外で重要な国際的な身分証明書なのです。
それがなくなるというのは、自分を証明してくれるものがなくなり、存在しないも同然になります。
紛失をすれば、領事館で再発行もできますが、すぐ発行されるわけではありません。
再発行とはいえ、たいていは1週間から10日ほどかかります。
その間は身動きが取れなくなり、財布を落としたのと同様、滞在費用で多くのお金が飛んでしまいます。
帰国日程が遅れるため、社会人なら仕事への影響は確実に出ますし、場合によっては信用にも影響を及ぼすことでしょう。
だからこそ、海外旅行でパスポートは重要なのです。
海外旅行ではパスポートを絶対に紛失しないよう、細心の注意が必要です。
ただし、やはり何が起こるかわからないのが海外です。
パスポートを紛失しないように気をつけていたとしても、泥棒やスリによって取られることもあるでしょう。
そこで勧めたいのが、パスポートのコピーです。
単なるコピーと侮ってはいけません。
知られてはいませんが、本当に本物のパスポートが必要とされるのは、実は出入国のときくらいです。
それ以外の場面では、ほとんどの場合、パスポートのコピーで代用できてしまいます。
ホテルのチェックインができたり、多くの免税店で買い物ができたり、トラベラーズチェックの証明ができます。
まれに本物のパスポートを要求されることもありますが、まれであるはずです。
万が一、パスポートを紛失しても、コピーがあれば、再発行の手続きがスムーズに進みます。
紛失トラブルに備えて、旅へ行く前には面倒でもパスポートのコピーは取っておきましょう。
また、パスポートのコピーを取った用紙に、次の番号なども一緒に控えておけば、なお安心です。
うまくまとめれば、1枚の紙に収めることができるはずです。
この1枚こそ、海外では重要なお守りなのです。