私には、19歳から23歳までアメリカに留学していた経験があります。
留学生活では、最初はやはり大変でしたが、それでも何とかうまくやっていました。
私が留学生活でうまくいっていた理由の1つに「すでに経験した人の話を大切にしていた」ということが挙げられます。
むしろ、これが理由の大半であります。
私にとって、一度も経験したことのない留学を少しでも実現させるために「情報」が必要でした。
大切な情報を得る方法は、本だけではありません。
本より、実際に経験した人の話のほうが、本当に役立つのです。
留学を勧める本に書いている話は、成功談のようなよい話ばかりで、話がうますぎるため、信じられないのです。
留学成功談という話は載っていても、留学失敗談という話はありません。
本とはいえ、利益につながる本しか出版しないのが出版社ですから、売れるような本しか扱いません。
だから理想論を並べた本が、あまりに多いのです。
こんなときこそ実際に経験した人の話が、一番役に立つのです。
私は留学中に友人からいろいろな体験談を聞かせてもらい、本では得られない本当の情報をたくさん得ることができました。
そのおかげで、どれだけ的確な行動ができたか数え切れません。
「実際はどうなんですか」と、実際に経験した人に思い切って聞いてみましょう。
100パーセント確実な話ではありませんが、本で読むより、よほど役立つ情報を聞くことができるのです。