犬を飼うときには、飼う場所で大きく2種類あります。
「屋外で飼う場合」と「室内で飼う場合」です。
あなたはどちらのタイプですか。
一般的に言えば、都会では屋内、田舎は屋外で飼う場合が多いようです。
都会の場合は、動物を飼うことが許されるアパートでも、さすがに庭まではありませんから、室内で飼うしか選択肢がありません。
一方、田舎は大きな庭など敷地に余裕がありますから、屋外で飼う傾向が強いようです。
室内で飼う場合は、犬のふんやおしっこのにおいが気になりますが、外で飼えばそうした悩みからも開放されます。
敷地に余裕があり、手入れを楽にしたい人は、屋外で飼うのも悪くないでしょう。
特に毎日散歩をするので犬の足元は大変汚れ、屋外のほうが手入れは圧倒的に軽減できます。
しかし、もし屋外で飼うなら、犬の立場になって注意していただきたいことがあります。
「室内で飼うよりストレスをため込みがちになること」です。
室内で飼うなら、いつも飼い主がそばにいるので、適度にかまってもらえるようになります。
テレビからの映像を見たり、ステレオからの音楽を聴いたりして、気を紛らしたり刺激になったりするものがたくさんあります。
しかし、屋外の場合は、飼い主と接する時間が短くなります。
テレビやステレオもありませんから、じっとしている時間が多くなるでしょう。
その結果、寂しさを感じやすくなってしまいます。
屋外で飼うなら、意識をしながら室内で飼うのと同じくらい、頻繁にかまってあげるようにしましょう。
もう1つ忘れてならないのは「季節の変化」です。
室内なら、エアコンがあるので過ごしやすいですが、屋外はエアコンを完備できません。
犬小屋の場所が、直射日光を直接浴びる場所なら、地獄のような暑さになるでしょう。
紫外線を浴びすぎれば皮膚がんになりやすくなり、健康面への不安が出てきます。
一方、冬に雪が降っている中、屋外で飼うのはあまりに寒すぎます。
温かい犬の毛で覆われてはいるものの、限界があります。
そういうとき、夏は犬小屋を涼しい場所に移動させたり、冬は暖かい場所に移動させたりすればいいでしょう。
屋外で飼う場合は、犬の立場を考えて、こうした面に注意しましょう。