犬は、結構何でも食べる動物です。
私は、猫・カメ・ウサギ・モルモット・インコ・ニワトリなど飼ったことがありますが、動物にはそれぞれ好き嫌いがあります。
しかし、犬の場合、与えてはいけない食べ物にさえ気をつければ、好き嫌いをせずに、何でも食べてしまいます。
お寿司・食パン・ケーキなど、食べられないものを見つけるほうが大変です。
もちろん犬が食べられないネギ類やチョコレートなど気をつけてさえいれば、結構いい具合に食べてくれます。
犬にも好き嫌いがありますが、ほかのペットと比べると圧倒的に少ないです。
しかも食べ方がいい。
水口家の夕食では、食べきれなかった分は、飼っている犬であるクッピーにいつも食べてもらっていました。
クッピーとしても大喜びです。
やはり毎日ドッグフードでは飽きているのでしょう。
たまに変わった食事が出てくると、喜びます。
水口家の場合、母や妹が作りすぎた夕食は、自宅で飼っている犬にあげていました。
理由は2つありました。
1つは「いつもドッグフードばかりではかわいそうだな」という気持ちです。
人間でも同じ食事ばかり食べていれば飽きがきてしまうように、たまには変わった食事を与えて、犬の気分転換も考えていました。
2つ目の理由は「水口家の残り物を処理してもらうため」です。
生ごみを出すのは心苦しく感じます。
食べてもらえるなら食べてもらいたい気持ちがあり、犬にあげていました。
食事の残り物とはいえ、味は立派なものです。
残り物なので量は少ないですが、食事をする際に残り物を出さないようになり、生活面で楽になっていました。
この残り物を食べてもらったときですが、水口家内では「暗黙の了解」がありました。
たくさん食べれば、カロリーも余分に取ってしまうことになりますね。
犬に残り物を食べてもらうお礼として、散歩の量も増やすという約束がありました。
水口家の余り物を食べてくれたときは、お礼として次の散歩のとき、いつもより長く距離を歩くことになっていました。
犬は基本的にほかの動物に比べ、毎日散歩をする特徴があるため、多少のカロリーはすぐ燃焼してしまいます。
餌をやるだけで散歩をしなければ太るばかりですが、きちんと散歩の量を増やしていれば問題ありません。
こうしたバランスを取れれば、食事の後処理にも困らず、飼い主は助かります。
一方、犬としてもおいしい餌がもらえ、しかもたくさん散歩もできるというメリットがあります。
飼い主にとっても犬にとっても、嬉しいことになるのです。