叱るとき、指摘するのは「悪い行為」だけです。
悪いのは行為だけ指摘して、その悪い点が改善されれば、別に落ち込み続ける必要はないはずですね。
しかし、ここが人間の難しいところです。
叱られると落ち込んで、立ち直るのに時間がかかる。
落ち込んだ気持ちは、長く引きずってしまうからです。
人によっては考えすぎる性格の人もいますから、叱られた後、立ち直るのに時間がかかることでしょう。
早く立ち直りたいと思っても、なかなか気持ちは思うように動いてくれない。
「まだ怒っているのかなあ」と、親の顔色をうかがいます。
子どもとしては、親が怒り続けているのかどうかが、気になるところです。
親は叱った後こそ、いつも以上に優しくなることです。
気持ちの切り替えが重要ということです。
叱った後こそ、いつもより話しかける回数を増やす。
笑顔を増やす。
優しくなる。
そうすると、子どもは「もう気にしていないんだな」と、ほっとして元気を取り戻します。
叱った後こそ、冷たくしてしまいがちですが、逆です。
いつもより話しかける回数を増やす。
いつもより温かく接する。
こうしたことを心がけ、子どもの落ち込みからの回復を助けてあげましょう。