叱るときには「怒り」があります。
子どものいたずらに腹が立ち、落ち着きませんね。
その噴き出した感情のまま、叱ろうとするのはよくありません。
感情的な叱り方になりやすいからです。
感情的になった結果、言いすぎたり、怒鳴りすぎたりしてしまいます。
時には、手を出して体罰につながることもあるでしょう。
その感情の赴くままに叱るのはよくありません。
怒りで自制心を失うとき、自分でも行きすぎた行為に発展しやすい。
いらいらしたときに叱る。
怒ったときに叱る。
いえいえ、違います。
むしろ逆を心がけましょう。
いらいらしたときに、叱らない。
怒ったときほど、叱らない。
では、どういうときに叱るのかというと、ワンクッションを置いてから叱ります。
落ち着きを取り戻してからがいい。
冷静になってからだと、態度も表情も言葉も丁寧になります。
慎重に言葉を選びながら、より子どもの立場になって叱ることができるはずです。
感情に流されているときにはできなかった、丁寧な叱り方ができるはずです。