話しかけられたらすぐ返事をする人は、人から愛される人です。
反応がいいと話しかけやすくなり、話しかけたくなります。
電話で「もしもし」と言った後、すぐ「はい」と返ってくると、後の言葉も言いやすくなります。
「もしもし」と言った後、変な沈黙の時間があるとテンションが下がり、雰囲気が悪くなります。
それは会話でも同じです。
あなたに誰かが話しかけてきたときには、まず返事のスピードを上げてください。
ときどき話しかけられたことをよく考えて、理解して、言葉を選んでから返事をしようとする人がいます。
もちろん政治家のように発言に気をつける場合は別ですが、普段の会話ではまず「返事のスピード」が大切です。
もし返事が遅くなると、電話のように変な雰囲気になります。
具体的な言葉を言う必要はありません。
「これ知っている」と言われたときに、この具体的な言葉が出てこなくてもいい。
「これね」と抽象的な言葉で十分。
その言葉を聞いた相手は「知っているんだな」とわかり、続きの会話を交わしやすくなります。
最初から具体的な単語が出ていなくても、とりあえず返事をしてくれれば安心できます。
とりあえず、質問の返事があれば「きちんと話を聞いてくれているな」と安心します。
そこでキャッチボールが成立します。
もちろん最初から具体的で気の利いた返事ができれば理想的ですが、できる必要はありません。
大切なことは、抽象的でもよいので、すぐ返事ができる反射神経です。
「これね」と言うだけで、会話のキャッチボールが成立するのです。