あなたが、小さな子どもを相手に相撲をするとき、やる気が出ますか。
勝つとわかっている試合は、あまりやる気が出ません。
勝って当然なので、勝っても大した驚きも大きな嬉しさもありません。
勝って当然の試合では、褒められることも少ないでしょう。
当たり前のことを当たり前にこなしても、目立ちません。
人間が快感を得るのは「逆転勝利」を経験したときです。
負けて当然と思う試合で勝つのが、一番快感です。
人生で、鳥肌が立つほど感動を得られる場面の1つです。
悪条件がやってきたら、快感を得られるチャンスと考えましょう。
条件が悪いからこそ逆転勝利をして、相手をあっと言わせようとやる気が出ます。
本来は、悪条件のときほど、やる気を出すべき絶好のタイミングです。
「お金がない・時間がない・体力がない・余裕がない」
悪条件で負けて当然なら、負けるのも怖くありません。
全力で当たるからこそ、意外な結果を生むこともあるでしょう。
悪条件だからこそ反骨精神が生まれます。
やる気に変えましょう。
条件が悪いから負けるに決まっていると思い、手を抜くのは幼稚です。
快感を得られるチャンスが、目の前に迫っています。
負けて当然の試合で勝つことほど、気持ちのいいことはありません。
その条件の悪さをやる気に変えて、逆転勝利を目指せばいいのです。