人生では、極度に緊張する場面があります。
試合・受験・突然の事故など、極度の緊張のため精神状態が乱れてしまうことがあります。
あなたは緊張をほぐすとき、どのような手段を使っていますか。
そういうときこそ、プロスポーツ選手を見習ってください。
プロスポーツ選手は、試合前に「精神を集中させているシーン」を見かけます。
目をつぶって、大きく深呼吸をしているシーンです。
試合前ですから気合を入れるのは当然ですが、気合を入れる前に、まず心を落ち着かせることから始めます。
落ち着かせることができて、初めて本来の自分の力を発揮できます。
剣道・弓道・柔道などでは、必ず目をつぶって深呼吸をしてから試合に入ります。
邪念が入ると、的がぶれます。
精神が乱れるのは、精神を乱そうとするさまざまな情報が入ってくるからです。
目をつぶるのは、精神を乱す視覚からの情報を遮断するためです。
また、そういう余裕がないときに限って、呼吸も乱れています。
呼吸が浅くなれば、脳が酸素不足になり、精神にも悪い影響を及ぼしてしまいます。
空気を大きく吸い込むことで、酸素が脳へ行き渡り、精神状態が元に戻ろうとします。
それをしなかった人は、試合に負けます。
乱れた精神状態のままでは正しい状況判断を誤り、1本とられます。
悪い状況でも、まず乱れた精神状態を元に整えることが先決です。
気持ちを落ち着かせてこそ、いつもの自分らしく動くことができ、本来の力を発揮できます。
人生の重要な場面では、目をつぶって、深呼吸から始めましょう。