スランプは、成長が止まっているように見えます。
止まっているように見えるだけです。
ある一定の蓄積があって結果は出ますが、その蓄積が大きく必要とされるステップがあります。
そういうときは、いくら練習をしても結果が出なくて、もどかしい気持ちになります。
「練習の仕方が悪いのか」
「自分にはやはり才能がなかったのか」
さまざまな不安が思い浮かびます。
しかし、見えないだけで、実は成長は蓄積されています。
経験値が、いつも以上にたくさん必要なレベルというだけの話です。
「スランプになって練習をサボったら上達した」ということはありません。
スランプを乗り越えるためには、結果は出なくても、淡々と練習するしかありません。
淡々とした練習は、見えないところで蓄積されます。
蓄積がある水準になったとき、ようやく結果が出ます。
アメリカのプロ野球選手ベーブルースは、スランプに陥ったとき、夜中でも素振りの練習をしたと言います。
結果が出なくて悩んだときは、夜中でもバットを握り締め、素振りの練習で汗を流しました。
結果が出ないからこそ、練習をいつもより多くこなして、気持ちを落ち着かせようとしていました。
そういう努力があったからこそ、成長も伸び続けました。
年間本塁打60本の記録を樹立し、通算714本の本塁打記録を残すことができました。
スランプに悩む暇があるなら、練習をすることです。
スランプを乗り越えるには、練習しかないのです。