読書をすることで、自分の中に眠っている潜在的思考が表面化します。
眠っている潜在的な言葉、考え、アイデアが、ふわりと表面に出てきます。
本を読めば読むほど、共感できる文章に出会いやすいからです。
文章を読んで、共感できるのは、そもそも自分も心の奥で同じことを考えていた証拠です。
作家の言葉に共感できるのは、自分も同じようなことを潜在的に考えていたわけです。
本当に潜在的で言葉として表現していませんが、自分でも気づかないところで、考えています。
そうした読者の潜在的な言葉を引き出すのが、本を読む意味です。
作家の仕事です。
本を読んでいるとき、こういうことを考えたこと、ありませんか。
「この人も同じこと考えているのか。自分に自信が出てきたぞ」
そう思ってもらうために、作家は本を書いています。
作家は、読者の潜在的な共感を引き出す仕事をしています。
潜在的に眠っている力を引き出すお手伝いをしています。
共感を文章としてうまく表現し、読者を励ますのが、作家の役目です。
本を読んで、元気になってもらいたいのです。
「行動しろ」と言っても、なかなか行動できません。
しかし、元気とやる気が出れば、読者が行動するようになります。
行動したくなるのです。
間接的ではありますが、あなたに元気とやる気を与えて、人生をより良い方向へと導くお手伝いをしています。