文章というのは、面白いものです。
難しい文章を書く人は、何を書いても難しい文章にしかなりません。
わかりやすい文章を書く人は、何を書いてもわかりやすい文章になります。
その人の考え方や文章の書き方は、頻繁に変わることはありません。
人格が極端に変わらないかぎりは、1人の著者の「書き方」や「考え方」は変わらないものです。
私は「面白いな。読みやすいな。わかりやすいな」という本を見つけたら、まず著者を確認します。
その著者が書いているすべての作品を注文して、一気にまとめて買ってしまいます。
すると、やはりほかの本も読みやすかったり、わかりやすかったりします。
わかりやすい話をする著者は、ほかの作品もわかりやすく書いています。
理解を深めるために、難しい本をわざわざ読む必要はありません。
理解を少しでも深めるためには、わかりやすく説明できる著者と出会うことが必要です。
そういう文章を書ける著者に出会ったとき、あなたの理解が一気に進みます。
人生が変わります。
難しい話を何度読んでも、難しくてなかなか理解できません。
文字が小さく、専門用語を使い、回りくどい話し方の人は、習慣になっていますからどんな作品を書いてもわかりにくくなります。
しかし、説明が上手な人なら、一度ですぐ理解してしまいます。
文字が大きく、わかりやすい言葉で、ストレートな話し方をするのが習慣になっていると、どんな本を書いても読みやすいのです。
読書とは「著者との出会いを求める旅」と言っても、過言ではないのです。