読書をするための一番のコツは「買ってきたその日のうちに読み始めること」です。
1日たりとも、日をあけてはいけません。
レジでお金を払って買った瞬間から、読み始めるのです。
電車の移動中でも、レストランで食事中でもかまいません。
空いているちょっとした時間に、読み始めます。
すぐ読み始めることに意味があります。
できれば、その日のうちに読み終わるようにしましょう。
これが、一番賢い読書術です。
なぜ賢いのかというと「読みたい!」という買った当初の熱い気持ちを、大事にしているからです。
吸収率と持続力が、最も強い状態で読んでいます。
本を読むためには、多少なりとも、パワーが必要です。
「読みたい」という気持ちが、本を読み進めるパワーになります。
読書ができない人は、買ってから数日、時間を置いています。
「お金を払って自分のものになったんだ。時間があるときにゆっくり読もう」
いつでも読めると思い、買った本をほったらかしにします。
しかし、不思議なことに人間は「時間があるときに」と思うほど、いつまでも時間ができません。
時間が経つにつれて「読みたい!」という熱い情熱も冷めてしまいます。
いつの間にか、買った本はほこりをかぶり、インテリアの一部になっているのです。
買った本を、その日のうちに読み始めるのがマナーです。
私は本を買うと、いつも買った瞬間から読み始めるようにしています。
本屋の店員が、本を袋に入れようとするところを「袋は結構です」と言って、そのまま本を受け取ります。
本屋の店員からおつりをもらい、すぐその場で読み始めます。
店員に失礼になりません。
すぐ読み始めるほうが、本も店員も喜びます。
読書をするときの吸収力もよくなります。
そういうときは、自然と本を速読できています。
本も喜びますし、なにより本を読む吸収力がよくなります。
「読みたい!」という気持ちが一番熱いときに、読み始めるのがコツなのです。
できれば、一気に最後まで読み切りましょう。