読書が習慣になると、最初に問題になるのが、金銭面です。
私もそういう時期を経験しました。
暇つぶしに1冊2冊くらいなら問題ないですが、習慣になり10冊20冊と増えると、金額も大きくなります。
さらに読書が大好きな人は、100冊を超えることもあるでしょう。
私は読書が大好きで、1年で本を500冊以上読んだこともあります。
さすがに何百冊も本を買おうとすると、金額もかなり高くなります。
そこでまず、図書館を利用したり、友人から本を借りたりするのが、一般的な流れです。
本を無料で読むことができ、お得をしているような感じがします。
しかし、本を借りると「きれいに扱わないといけない」という暗黙のルールがあります。
それは当然のことで、本を貸す側は、あなたが本を汚さずに読んでくれることを前提として貸してくれます。
その期待に応えなければならないし、多少なりとも、プレッシャーになります。
本を読むときに「汚さないように気をつけよう」と思うほど、汚してしまいそうになるのが人間です。
注意することにエネルギーを使い、集中力を奪い、手元が震え、余計にコーヒーをこぼしそうになります。
なにより、本に蛍光ペンで線を引いたり、気になるページを破いたりできないので、不便です。
借りて読む本は、吸収力が弱くなります。
私は、図書館や友人から本を借りて読んでいた時期もありました。
しかし、自分のお金で本を買い、読む方法に戻りました。
お金は多少かかっても、そのほうが身につきやすくて扱いやすく、精神的にも楽です。
お金はかかりますが、吸収しやすい方法で本を読んでいれば、いずれ成長して、現金を回収することができるようになります。
むしろ、払った以上にお金が戻ってくるようになります。
リターンを得る前には、リスクを伴うのが世のルールです。
ただで本を読むのは、おいしい話です。
本当は、お金を払ってリスクが伴うほうが、長期で見て、自分のためになるのです。