執筆者:水口貴博

社会人にふさわしい30の服装マナー

7

ほのかな香りの香水でさえ、誰の迷惑になるかわからない。

ほのかな香りの香水でさえ、誰の迷惑になるかわからない。 | 社会人にふさわしい30の服装マナー

私の職場に、花粉症を患っている人がいます。

花粉症の季節には特に厳しいらしく、1日中くしゃみをしています。

しかし、花粉症の季節を過ぎても、まだくしゃみをしています。

不思議に思い、尋ねました。

「花粉の季節は過ぎていると思うけど、まだ花粉が飛んでいるの?」

すると、思わぬ言葉が返ってきました。

「実は大きな声では言えませんが、目の前に座っている女性の香水に悩んでいるのです」

「今のくしゃみは、花粉ではなく香水のせいなんです。相手が女性だから言おうにも言えないのです」

なんとその彼は、目の前に座っていた女性の香水のせいで、くしゃみをしていたのです。

ただでさえ敏感な鼻を持っている彼は、花粉のみならず、香水にも反応するようです。

しかし、目の前に座っている女性は、まさか自分のせいとはつゆ知らずの状態です。

その女性は、怒ると怖いベテラン社員です。

「あなたの香水、臭いからやめて!」と言おうにも言えません。

言った後のほうが、もっと怖い。

私はこういうことがあってから、香水はつけないのが一番だなと思うようになりました。

大勢の人がいる職場では、さまざまな人がいます。

女性の中には香水をつける人もいます。

強い香水はもちろん職場では避けるべきですが、ほのかな香りですら考えものです。

彼のように、敏感な鼻を持っている人がどこにいるかわかりません。

気づかないところで、誰かに迷惑をかけている場合もあります。

やはり無臭、無香が一番だと言えます。

社会人にふさわしい服装マナー(7)
  • 香水はつけないようにする。
露出の多い身だしなみは控えること。

社会人にふさわしい30の服装マナー

  1. ビジネスにおける身だしなみは、性格、信用、評価に関わる。
  2. まず避けるべき身だしなみは「派手」と「ブランド」。
  3. どんなに暑くても、訪問先へは、スーツを着てからにする。
  4. リュックサックよりカバンのほうが、ビジネスをスムーズに進められる。
  5. 「ニンニク」「タバコ」「汗」は、においが残りやすい。
  6. 香水も、度が過ぎれば悪臭になる。
  7. ほのかな香りの香水でさえ、誰の迷惑になるかわからない。
  8. 露出の多い身だしなみは控えること。
  9. 面倒くさい食後の歯磨きだからこそ、清潔感に差がつきやすい。
  10. しわでよれよれのシャツは、仕事ができなさそうに見える。
  11. アイロンが面倒なら、形状記憶のワイシャツにすればいい。
  12. かっこいいネクタイも、左右に傾いていては、好印象が半減する。
  13. 帰宅をして脱いだスーツは、きちんとハンガーに掛ける。
  14. 服装自由の職場でも、何でも着てよいわけではない。
  15. 仕事の後にデートがあっても、仕事中には関係ない。
  16. 濡れた手のまま、トイレから出てきてはいけない。
  17. ビジネスでは、靴下は黒が常識。
  18. 清潔感のある人は、仕事ができる証拠。
  19. ふけは、見えないからこそ気をつける。
  20. 派手なメイクはダメ。
    だからとはいえ、何もしないのもダメ。
  21. 「長髪」と「ひげ」は、不快と感じる人がいるため、やめたほうがいい。
  22. チャック全開を指摘するには、工夫のある言い方が必要。
  23. 異性の気を引く意外な服装がある。
  24. 予備があると、不安がなくなり、業務に集中できる。
  25. 消臭スプレーも、使う場所に注意しよう。
  26. 男性の眉は、細すぎると不自然になる。
  27. 私服だからとはいえ、何でも着ていいわけではない。
  28. 公共の場でするお化粧は、大道芸と同じパフォーマンス。
  29. いつも変わらないスタイルは、面白みはないが堅実である。
  30. 落ち着いたカラーで、イメージアップしよう。

同じカテゴリーの作品

2:16

関連記事

© HAPPY LIFESTYLE CORPORATION