話しかけるきっかけを作るときの基本は「話しかける理由」をいかに見つけることができるかにかかっています。
話しかける理由をどのくらい自然にたくさん見つけることができるかが、知り合うチャンスの多さと比例しています。
もちろんこちらから話しかけることは当然です。
とはいえ、理由もなく突然話しかけられる相手には、驚きがあり、警戒してしまいます。
第一印象が悪くなってしまう可能性すらあります。
そこで、話しかけるための自然な理由を見つけましょう。
「話しかける自然な理由」をいかに見つけることができるかが、最大のポイントになります。
「あの人と知り合いたい」と思えば「あの人に話しかける理由を見つけよう」と考えましょう。
ほら、どうすればいいのか少しは具体的になりましたよね。
「どうしよう」と思い悩むより「話しかけるための口実」を嘘でもいいから作ってしまったほうが、早くて効果的です。
私が学生時代に付き合っていた女性は、話しかけることが上手な人でした。
付き合い始めたきっかけは、彼女から「部屋の模様替えを手伝ってほしい」というお願いをされたことがきっかけです。
私のほうが、話しかけられた。
どうやらベッドが重くて、1人では動かせないとのこと。
そこで、男である私に手伝ってほしいということでした。
そのときはただ「そうか、たしかに女の子1人で大きいベッドは動かせないかもしれないな」と当たり前に考えていました。
そのときのお手伝いがきっかけになって仲良くなり、その後、付き合うことになりました。
付き合い始めてから知ったのですが、実はあのときの部屋の模様替えは嘘だったというのです。
「話しかけるためのきっかけだった。お願いをすれば話しかけるきっかけにもなるし、仲良くなるチャンスだと思ったから」
どうやらそのときのお願いは、彼女なりのアプローチだったようです。
今となっては笑い話です。
話しかける理由が何であろうと、たしかに効果はあり、実際に仲良くなってしまいました。
結果だけみれば、話しかける理由をいかに見つけるかが一番重要だと思いました。
「もっと自然がいい、無理をしたくない」という人もいるでしょう。
そういう人は、ときの運に任せ、話しかけるチャンスがいつかやってくることを、受け身になって神様に祈っていればいい。
しかし「この人と知り合いたい」「何とかしてお話をしたい」「仲良くなりたい」という気持ちが本当に強いときは、別です。
気持ちが強いときには、手段は選ばないほうがいいのです。
私が以前に付き合っていた彼女のように、嘘の1つでもついて、話しかけるきっかけを見つけましょう。
自分から積極的に近づくほうが、現実的なのです。
アプローチをするほうが、早く知り合えます。