話しかけるきっかけを、うまく作り出す方法があります。
「教えていただけませんか」というお願いです。
受付のお姉さん、気になるウエイター、憧れの先輩には「教えてください」という言葉をきっかけに、話しかければいいのです。
誰でもわからないことは、教えてほしいと思います。
そこで「教えてください」とお願いされ、頼りにされると悪い気はしません。
頼りにされることは、相手には嬉しいことです。
実際には、あなたは知っていてもかまいません。
知らないふりをしてでもいいですから「教えてください」というお願いから、話を始めます。
話を聞きながら「なるほど」と、適度な相槌を打つといいでしょう。
「わかりました。ありがとうございました」と感謝も忘れません。
わざとでもいいのです。
自分から積極的に、話しかけるきっかけを作れた人が、知り合うことができ、仲を深められます。
相手から話しかけてくれることを、手を合わせて神様に祈っているより、ずっと具体的な行動です。
具体的な行動をした人が勝ちます。
道がわからないときには「あのー、道がわからないんですけど、教えていただけませんか」と話しかけます。
気になるウエイトレスには「この食事はどうやって食べればいいんですか」と知らないふりをして、話をするきっかけを作ります。
私は学生時代、気になる人には、このお願いという方法を使ってよく話しかけていました。
「ここの問題わからないから、ちょっと教えてよ」
「この問題の解き方、知っている?」
本当は知っていても、知らないふりをして話しかけます。
相手は「いいよ」と笑顔で教えてくれますから、これほど自然で仲良くなるきっかけはありません。
話を聞きながら「なるほど、そうか!」と、今初めて知ったかのようなリアクションをします。
そのやりとりを通して、相手との心の距離を縮めていく方法は、効果のある話しかけるきっかけの1つです。