朝のペースが、その日1日のペースを作るといっても過言ではありません。
朝にでたスピードは、その日のスピードの基本形です。
早起きをした日は、その日はいつもより長く感じられます。
朝早くから活動をして、夜暗くなるまでの時間が長いため、いつもより長く感じられます。
お昼前にだらだら起きた人は、その日1日が短く感じられます。
お昼に起きれば、夜になって外が暗くなるまでが早いため「もう1日が終わりか」と思ってしまうのです。
しかし、早起きの人が1日を長く感じられることには、もう1つ理由があります。
慣性の法則が働いているからです。
物理学には「慣性の法則」という法則があります。
「ある一定の勢いを維持しようとする働き」のことをいいます。
スピードの速い新幹線がなかなか停止できないのは、慣性の法則によって、勢いを維持しようとする力が働いているからです。
日常生活にも慣性の法則があり、朝からスピードの出ている人は、昼も夕方もスピードの波に乗って進むことができるのです。
新幹線は、動き始めてスピードが出るまでは、時間もエネルギーも必要とします。
しかし、勢いが出れば、その後は少しのパワーのみで勢いを維持することができるようになります。
人の生活も寝起きが一番、時間とエネルギーが必要です。
朝にスピードを出しておけば、慣性の法則が働き、昼も夜も勢いが続くのです。
朝から勉強したり、ジョギングしたりする人は、クイックスタートができています。
会社へ出勤してからも勢いに乗って仕事を進めることができます。
朝のペースが、その日1日のペースを作りますから、朝は早起きして、スピードのある作業をこなしたほうがいいのです。