叱られたとき、どんなリアクションをするか。
ここが成長の分かれ道です。
叱られて落ち込む人がいます。
その人は、厳しい言葉をそのまま受け止め、すぐ落ち込みます。
厳しい言葉が心に突き刺さり、ショックを受けます。
悪い点を指摘され、情けない気持ちでいっぱいです。
未熟な自分を恥じて、自分に自信がなくなり、自己肯定感が低下します。
中には泣き始める人もいます。
しかし、叱られて落ち込む人ばかりではありません。
世の中には、叱られてやる気を出す人もいます。
叱られると、その人は心の中でガッツポーズをします。
「改善点が見つかった!」「反省するきっかけができた!」と思っているからです。
自分の悪いところをわかり、成長できるきっかけを見つけようとします。
貴重な時間を割いて、わざわざ悪いところを指摘してくれました。
声をかけてくれたこと、悪い点を把握できたこと、素晴らしい成長のきっかけが得られたこと。
素晴らしいことの連続です。
「悪いところを教えてもらえて嬉しい」
「なんてありがたいのだろう」
「同じ失敗を繰り返さないように頑張ろう」
叱られたことに感謝すらします。
めらめらやる気を出していきます。
叱られてやる気を出す人は、叱られた経験をバネにして、ぐいぐい成長していくのです。
叱られたとはいえ、大きな借金を背負ったわけではありません。
無料でわざわざ悪いところを教えてもらえたのですから、ありがたいことです。
厳しい言葉かもしれませんが、そう聞こえるだけです。
厳しい言葉をよく聞くと、成長につながる言葉がたくさん詰まっています。
叱っているのではありません。
改善のアドバイスをしてくれているのです。
「ここが悪いですよ。こうすればいいですよ」と諭してくれているだけです。
叱られるのは幸せなこと。
大人になるにつれて叱られることが減っていき、自分の悪いところを注意してくれる人もいなくなります。
叱られたなら、貴重な経験をしたことになるので、素直に喜んでいいことです。
「自分の悪い点を指摘してくれてありがたい。これで改善できる。次からもっとよくなる!」と思うことです。
叱られてやる気を出す人は、成長する人です。
厳しい言葉をバネにして、ぐいぐい向上していきます。
叱られたら落ち込まなければいけないルールはありません。
叱られることの価値と本質に気づき、やる気を出しましょう。
説教は、モチベーションを上げる起爆剤。
叱られて落ち込む人がいます。
叱られてやる気を出す人もいます。
あなたはどちらですか。