趣味は、意識してするものではありません。
無意識にしてしまうものです。
頑張るという概念はありません。
気合を入れる感覚も、重い腰を上げるという感覚もありません。
意識しなくても、勝手に体が動きます。
自発的にやっていることですが、自発的という感覚もありません。
いつの間にか趣味に取りかかっています。
朝起きたときの洗顔、寝る前の歯磨きのようなものです。
完全に習慣化されていて、体が自然と動きます。
「気づいたらしてた」「いつの間にかやってた」という感覚です。
ミュージカルスターのように、音楽が聞こえると、自然と歌い踊り出してしまうようなもの。
好きな趣味であえればあるほど、無意識にやってしまいます。
一度動き始めたらもう止まりません。
そして気づいたら、何時間も経っています。
さっきまで朝だったのに、気づくとお昼になっています。
さっきまでお昼だったのに、気づくと夕方になっています。
空腹になっていることにも気づかず、うっかり食事を食べ忘れることも少なくありません。
人から「頑張ってるね」と言われても「別に普通のこと。楽しんでいるだけ」と答えてしまいます。
起きている時間だけでなく、夢の中でも趣味を楽しんでいます。
これが趣味の素晴らしいところです。
そのくらい潜在意識の深くまで刷り込まれているということです。
今日も「いつの間にか趣味をしていた」という自分に驚いてください。
そして、いつの間にか趣味をしている自分を褒めてあげましょう。
それだけ趣味を愛しているということなのです。
無意識にやっている趣味は、本物です。
正真正銘の宝物なのです。