楽しい時間を過ごすためには、個人と団体のどちらがいいのでしょうか。
「楽しい時間を過ごす」と聞くと、みんなでわいわいしているイメージがあるのではないでしょうか。
スポーツ・旅行・テーマパークなどは、人と一緒に行うものと思われがちです。
たしかに誰かといれば、わいわいできます。
人の数だけ賑やかになります。
仲間と一緒なら、おしゃべりも楽しめます。
楽しい時間を共有できたり、共通の思い出も作れたりできます。
ツーショット写真や集合写真も、団体ならではです。
親しい人と一緒に旅行に行ったり、みんなでテーマパークに行ったりすれば、それだけ充実した時間を送れるでしょう。
団体だからこそ、楽しさが倍増するケースもあるのも事実です。
だからといって、楽しい時間を送るには団体が必須と考えるのは誤解です。
楽しむためには、人の数が必要とは限りません。
団体でいることがマイナスに働くこともあります。
たとえば、読書や勉強は、誰かと一緒にいるとなかなかはかどりません。
読書や勉強は、個人プレーです。
基本的に1人でするものです。
相手がいると、つい相手のことが気になって、雑談をしてしまいます。
目の前のことになかなか集中できず、かえってストレスもたまります。
「教え合える」というメリットもありますが「集中力がそがれる」というデメリットもあるのです。
旅行も、団体で楽しむものだと思っているなら考え直したほうがいいでしょう。
個人旅行を楽しんでいる人は大勢います。
「一人旅」「ソロ旅行」という言葉があるように、個人旅行を楽しむ人はまったく珍しくありません。
自由を満喫したいなら、個人が断然有利です。
1人のほうが相手に気を遣う必要がありません。
自分のペースで見て回れたり、急な予定変更もできたりするので、旅の満足度も高まるのです。
テーマパークも、個人だからといって楽しめないわけではありません。
テーマパークに行くと、1人で来ているお客さんがちらほらいるものです。
たいていそういう人はマニアです。
個人客として来園して、1人でアトラクションに乗ったり、ショーやパレードを見たりします。
乗りたいアトラクションや見たいショーやパレードを、自分の都合で自由に決められます。
そのテーマパークが本当に好きな人は、個人でも十分楽しめるのです。
楽しむには団体でなければいけないと思っているなら、大きな誤解です。
団体だからこそ、楽しさが倍増するケースもあれば、個人だからこそ、楽しさが倍増するケースもあるのです。