タクシーに乗ろうと思いました。
タクシーを拾おうと思った瞬間、ちょうど目の前を、2台のタクシーが通り過ぎていきました。
手を上げて止めようかと思いましたが、タイミングが悪かったので「まあいいか」と見送ることにしました。
タクシー2台が固まっていたので「3台目もすぐ来るだろう」と思ったのです。
しかし、実際はわかりません。
3台目のタクシーがなかなか来ないかもしれません。
意外と長く待たされるかもしれません。
バス停でバスが2台固まってやってくると、3台目がなかなか来なくて長く待たされることがありますが、それと同じです。
等間隔で定期的にチャンスがやってくるとは限りません。
むしろばらばらのタイミングだったり、偏ったタイミングだったりすることのほうが多い。
連続した後は空白が生まれやすくなります。
その空白が特別大きいこともあるのです。
チャンスがたくさんあるからといって、油断は禁物です。
「別に急いでつかまなくてもいいよね」「すぐまたチャンスが巡ってくるだろう」と思って見送るときが危ない。
チャンスの連続に遭遇すると「すぐまた次があるだろう」と思いますが、実際はわかりません。
なかなか次が来ないかもしれません。
もう次はないという可能性もあります。
「二度あることは三度ある」という言葉がありますが、うのみにしてはいけません。
実際は「二度で終わり」ということもよくあります。
チャンスは貴重です。
チャンスの連続に遭遇したら「すぐまた次がある」と油断せず、すぐつかんでください。
意味もなく見送らないことです。
「これが最後かもしれない」と思って、1つ目のチャンスをつかみましょう。
目の前に表れたら、反射神経でぱっと飛びつくのがいい。
すでに目の前を通り過ぎていたら、走ってでも追いかけましょう。
早くチャンスをつかめば、それだけ早く夢の実現に近づけます。
どうしても1つ目のチャンスが間に合わなければ、そのとき初めて2つ目のチャンスを狙います。
常に最短最速を目指すのが得策です。
チャンスの連続に油断しない人が、成功するのです。