ふと思いつくことがあれば、こう考えてください。
「同じことを考えている人は他にもいる」と。
世の中には大勢の人がいます。
世界にはおよそ80億もの人がいます。
日本だけでも1億2000万人です。
自分の日頃の行動範囲だけでも、数千人、数万人の人がいるはずです。
狭い世界にいたとしても、よくよく見てみると、多くの人に囲まれています。
これだけ多くの人がいる状況のなか「考えているのは自分だけ」ということはありません。
自分の知らないところにライバルがいる可能性があります。
表立っていないだけのことであり、同じことを考えている人は他にもいると思うほうが現実的です。
大勢いると考えても不思議ではありません。
ある起業のアイデアを思い浮かびました。
「同じことを考えている人は他にもいる」と思うことです。
ビジネスの世界は、先行者優位です。
チャンスをものにできるのは、1人だけ、1社だけです。
もたもたしていると別の人が先にアイデアを形にして、成功を手にするかもしれません。
好意を寄せる人がいて、告白をしようか迷っているとします。
魅力的な人はモテます。
好意を寄せているのは自分だけとは限らず、他にもいるかもしれません。
潜在的なライバルがいる可能性は十分ありえます。
もたもたしていると、他の人が告白して、先に交際を始めるかもしれません。
良い特許や商標が思いついたら「同じことを考えている人は他にもいる」と思うことです。
特許も商標も、同じものは1つかぎりです。
急がなくてもいいだろうと油断していると、先に出願されてしまい、取得できなくなる可能性があります。
「後からすればいいよね」「時間があるときにすればいいよね」と先延ばしにするのは良くありません。
余計な先延ばしは厳禁です。
のんきにもたもたしていると、他の人に先を越され、貴重なチャンスを失います。
どれだけ素晴らしいチャンスも、せっかくひらめいたアイデアも、行動が遅くなって機会を逃せば、水の泡です。
「もう少し早ければ!」「あのとき行動していれば!」と後から悔やんでも仕方ありません。
だからこそ、ふと思いつくことがあれば「同じことを考えている人は他にもいる」と思うことです。
良いプレッシャーが生まれ「こうしてはいられない。今すぐアクションを起こそう!」となります。
良いアイデアであればあるほど、一刻も早い行動が求められます。
自分にむちを打ち、行動を促してください。
自分の背中は自分で押しましょう。
「同じことを考えている人は他にもいる」と思うことが、素早い行動につながるのです。