アルバート・アインシュタインが発表した「特殊相対性理論」という理論があります。
原子爆弾の開発に応用された理論として有名です。
もちろんアインシュタインが望んだわけではありません。
第2次世界大戦の上官幹部たちが、特殊相対性理論を応用し、大量虐殺に利用していったのです。
のちにアインシュタインは自分が打ち出した理論が、結果として人を死に至らしめた事実に苦しみます。
広島原子爆弾投下の事実を知って来日し、平和活動を行いました。
「平和に活用されるのはいいが、それで人を傷つけることはあってはならない」
このように強く主張しています。
どのような素晴らしい才能も、使い方によっては凶器のような鋭さを発揮します。
よく切れる包丁は、凶器としても強力だということです。
自分の才能が素晴らしく秀でていることであるほど、使い方によっては人を傷つける武器にもなってしまうことです。
光が強いほど、それだけ影も濃くなるということです。
どれほど優れた才能も、使い方しだいです。
間違っても、人を傷つけることのないように十分に気をつける必要があります。
私もこうした想定はすでにしています。
HAPPY LIFESTYLEでは、恋愛に関する文章もたくさん紹介しています。
もちろん幸せな恋愛を望んで書いているわけですが、これがいつか人を傷つける結果になるのではないかと心配しています。
間違った恋愛をしていることに気づいた女性が彼氏との別れに踏み切り、彼氏から恨まれるのではないかという不安があるのです。
たくさん書けば書くほどその力が強くなり、誰かが幸せになり、一方で誰かが不幸になることが想像できるのです。
結局才能は、使い方しだいです。
善のために活用する方法もあれば、悪のために活用されてしまうこともあり、使う人の意思が大きく関わってくるのです。
物事には光と影の2面性があり、活用すべきは光の側なのです。
間違っても影側を使って、悪用してはいけないのです。