簡単そうで、頭を悩ませる問題があります。
自分の才能について、人に話すかどうかです。
話すかどうかの選択肢でありながら「この人に話すべきかどうか」と考えてしまい、エネルギーを使ってしまいます。
才能を磨くのは、基本的に自分一人で行うことです。
自分の才能は自分で把握し、磨き方も自分で探し研究します。
好きなことをやっていると、自然に張り切ることができ、上達もそれほど難しくはありません。
もし難しいとすれば、周りからの批判攻撃をどうやって避けていくかということくらいです。
夢のない人たちは、夢のある人のことを悪く言います。
自分に夢がないために、夢があり生き生き生きている人たちが羨ましくてたまらないのです。
「そんな夢を持っても叶うわけがない」
「世の中、そんなに甘くない」
「もっとちゃんとしたことをしたほうがいいよ」
話したとたんに、何かと否定的な言葉を飛ばしてきます。
大きな力を身につけるまでにこういうことを立て続けに言われては、精神的な挫折をしてしまいます。
肉体的なダメージではなく、精神的ダメージのほうがモチベーションに大きく関わるため、よりつらく感じてしまうのです。
「本当に自分はもうダメなのかもしれない」と周りからの言葉で暗示をかけられ、せっかくの才能の芽もつぶれます。
ある程度大きな力を身につけるまでは、できるかぎり他人に話さないほうがいいのです。
もちろん本当に信頼できる友人や応援してくる家族がいるなら、話してもいいでしょう。
しかし、磨く段階では、信用できる人や応援してくれる人を除いて、公開は控えたほうがいいでしょう。
つまらない中傷の返事をする手間が省けるからです。
才能磨きは少なくとも自分との戦いなのですから、他人からの評価を気にする必要もなければ、あえて口に出すこともないのです。