才能には「見つける過程」と「磨く過程」「生かす過程」の3つがあります。
自分にどんな才能があるかに気づき、ある程度まで磨き上げれば、最後にはその才能を生かすことが大切です。
せっかく身につけた能力や技術は、生かさなければ、宝の持ち腐れです。
どんな能力であろうと、磨き上げた能力は、必ず誰かの何かの役に立つようになります。
ここで積極的に人のために役立てようとした人が、世の中にインパクトを与え、貢献できるようになります。
エジソンが発明した白熱電球が、完成しても秘密にしていれば、夜でもいまだ暗いままの世界だったことでしょう。
どんな才能も役立てて、初めて本当の価値が出てくるものなのです。
とはいえ、当初の才能磨きはそんな人のためにしているなどとは考えもしなかったことでしょう。
発明好きだったエジソンも、初めから世の中を白熱電球によって明るくさせようと発明に没頭していたわけではありません。
好きな発明を突き詰めていった結果、出来上がったということです。
これが才能の面白いところです。
初めから、人のためや世の中のためにやろうとしていると、うまくいかないものです。
その一方で自分が好きで楽しんで行っていることのほうが、結果として大きな才能の花を開かせることができるようになります。
才能を見つけて磨く過程は、自分のためにやります。
しかし、磨き上げて輝くようになれば、今度は積極的に人のために役立てるように活用してみましょう。
そうすることで自分の存在価値が生まれ、人の役に立っているということで充実感も得られるようになるのです。