やむを得ない事情のため、自粛規制が始まることがあります。
水不足のため、節水強化の一環として出水制限が始まることになった。
電力不足のため、政府からの要請で計画停電が実施されることになった。
道路工事のため、一部通行止めになり、交通規制が始まることになった。
ウイルス感染拡大防止のため、営業自粛や外出自粛が始まることになった。
日常に制限が増えると、日々の過ごし方が変わります。
自粛規制が始まるとなると「困るなあ」「不便になるなあ」「面倒くさいなあ」と思うことでしょう。
「なぜ今なの?」「どうしてこうなるの?」「迷惑千万」と不満に思うかもしれませんが、仕方ないこともあります。
社会情勢や自然災害で危機に直面すると、自粛規制をせざるを得ないことがあるものです。
こんなとき「明日から不安」と思うかもしれませんが、ここは注意したいところです。
「明日から不安」と思ったところで不安は解消されません。
不安に思ったところで、自粛規制の解除が早くなるわけではありません。
むしろ不安をエスカレートさせるだけです。
どんどん悪い方向に考えるようになり、悲観してしまいます。
悪い妄想が働くようになり、どんどん自ら余計なストレスを作り出すことになります。
人に「不安ですね」と言うのも要注意です。
「不安ですね」と言えば、十中八九「そうですね、不安ですよね」という返事が返ってくるでしょう。
よほど相手がポジティブ思考の人でないかぎり、たいてい暗い返事が返ってきます。
お互いが「不安、不安」と言い合う状態になり、不安を助長させることになります。
「不安だ」「不便だ」「困った」と悲観したところで仕方ありません。
こんなときは発想の転換です。
自粛規制は、別の言葉で言い換えてください。
「新しいライフスタイル」です。
自粛規制が始まるときは「新しいライフスタイルが始まる」と言い換えてください。
表現が変わるだけで、受ける印象が明るく変わります。
自粛規制は「不便」と言ってしまえばそれまでですが、見方を変えれば「新しいライフスタイル」です。
新しいライフスタイルと言い換えれば、ポジティブな意味が生まれ、楽しく感じてくるでしょう。
自粛規制によって不自由は増えるかもしれませんが、別に死ぬわけではありません。
しばらくの間、別のライフスタイルを楽しむだけです。
条件やタイミングに不満もあるかもしれませんが、心を切り替え、新しい変化を作る機会になると思えばいいのです。
「不便になる」と思うのではありません。
「新しいライフスタイルが始まる」と考えましょう。
不便も不自由も、見方を変えれば、エンターテインメントです。
ひとつ言えることがあります。
どんな自粛も規制も、永遠に続くことはありません。
あくまで一時的なことです。
時期が来れば、解除されます。
「期間限定の新しいライフスタイル」と思えばいいでしょう。
期間限定と思えば「今のうちにたっぷり楽しんでおこう」と思えるはずです。
一生に一度のチャンスかもしれません。
一生に一度のチャンスであれば、なおさら楽しんでおかなければ損です。
不安げな表情で「明日から不安ですね」と言うのではありません。
わくわくした表情で「明日から楽しみですね」と言いましょう。
新しいライフスタイルなのですから、わくわく楽しみにするのが正解です。
自粛規制によって生活上の不自由は増えるかもしれませんが、前向きに捉え、ポジティブに考えてください。
ポジティブな発想をすることで「自粛規制」という名の新しいライフスタイルを楽しみましょう。