物事が成功する人には、決まって次の習慣があり、忘れずに大切にしています。
「簡単で、わかりやすく、小さなことから始める」という習慣があるのです。
たとえば、数学の勉強では、いきなり難しい応用問題ではなく、簡単な問題から取り組んで、着実に力をつけます。
できるところを土台にして、次のステップへと確実に上がります。
そのほうが挫折することがなく、ゆっくり着実に力をつけていくことができるからです。
本を買うときにも見栄を張って難しい内容の本を買う人は、挫折をする人です。
成功する人は、難しい内容の本よりわかりやすく読みやすい本を選びます。
むしろ活字が大きめの本を好んで選ぼうとします。
そのほうが理解しやすいうえに読みやすく、目が疲れないので長続きがするのです。
長続きができれば、もちろん習得のしやすさにもつながります。
彫刻を彫るときも同じです。
いきなり大作に挑戦するのではなく、小さな彫刻から始めます。
そのほうが諦めることもなく、完成させる可能性が高いからです。
物事を成功へと導くには「簡単で、わかりやすく、小さなことから」始めないと、途中でつまずき転んでしまうことになります。
当たり前のことですが、これができない人が多いものなのです。
鍛える人に多い失敗例ですが、短期間で鍛えようとしていきなり重いバーベルを持ち上げ、体を壊すというパターンです。
あなたにもあるのではないでしょうか。
ダイエットでの失敗です。
ほとんどの人が「早く痩せたい」と願い、そのため短期的で即効性のあるダイエット法を選んで……、失敗します。
食事制限は、決断が大きいだけに精神的に大きなストレスが伴い、つらくて途中でさじを投げる人が多いのです。
自分の許容できる範囲を超えれば、長続きがしないということなのです。