一般的に勝つためには「量」の勝負になります。
「量」と「質」の2つの言葉がよく一緒になって出てきますが、どちらが重要なのかというと、まずは「量」です。
決して「質」をおざなりにしてよいわけではありません。
もちろん最終的には「質」を求めることが重要です。
しかし、量のない質は存在しません。
質の背景には、必ず膨大な量が存在しています。
どんなに質のよいことでも、必ずはじめに「量」をこなさないと「質」を手に入れることができません。
「質の正体とは、量の積み重ね」です。
スポーツでも勉強でも仕事でも同じことが当てはまります。
勉強もせずにいきなり100点を取れる人はおらず、たくさんの問題を解くことで、初めて「質」がついてくるのです。
テストで良い点を取れる人は、日頃から勉強が習慣になっている人です。
つまりは「量」が習慣になっている人です。
スポーツで高得点をあげる人は、早いうちから始めた人です。
オリンピックに出ている選手に「いつから始めましたか」と聞くと、必ず決まって「子どものころから」という答えが返ってきます。
「つい最近始めたばかりなんですよ」というオリンピック選手なんて聞いたことがありません。
仕事ができる人も同じく、たくさん経験しているからこそ得られるコツやポイントがあるのです。
すごい「仕事量」をこなしてきた結果「質」が得られたということなのです。
結局あるのは、量だけです。
質は、量をこなしていれば勝手に後からついてくるものであって、最初から質を追い求めているとなかなか上達しないのです。