気になるお店があって近くまでやってきました。
おなかもほどよくすいています。
「どうしようかな。入ろうかな。まあいいか」
なかなか踏ん切りがつかない。
お店に入ろうかと迷いつつ、目前にして結局見送ることにしました。
お店の前を通り過ぎ、次のことに頭を切り替えようとしました。
ところがここで不思議なことが起こります。
お店の前を通り過ぎたにもかかわらず、頭から離れない。
100メートル歩いて離れても、頭から離れない。
300メートル離れても500メートル離れても頭から離れない。
もしそんなことがあれば、やるべきことはただ1つです。
引き返して、そのお店に入りましょう。
本当はそこに行きたいということだからです。
通り過ぎれば、普通はそのまま忘れます。
通り過ぎても頭から離れないということは、心の奥では「そのお店に入りたい」と思っている証拠です。
自分の心の本音に気づくことです。
おなかの虫が「食べたいよ!」と叫んでいます。
自分では普通に感じていても、お店のことが頭から離れないことが証拠です。
お店を通り過ぎたままにしておくと「やっぱりあのとき入っておくべきだった」と後悔するでしょう。
気になるものは気になる。
外食をするのに、いちいち理由を考えないでください。
お店は気軽に入るところです。
お店の前を通り過ぎても頭から離れないなら、やるべきことは1つです。
引き返してそのお店に入りましょう。
「変な行動かな」「かっこ悪いかな」と思う心配はありません。
引き返すことを恥ずかしがらないでください。
単なる行動の修正です。
後になって考えが変わり、行動を改めるのはよくあることです。
人間ですから誰でも気の迷いはあります。
むしろ自分の本心に気づけただけでも、よかったと思うことです。
引き返す距離が少々長くなってもいいのです。
300メートルでも500メートルでも引き返すことです。
考えようによっては、引き返す距離が長いのは好都合です。
食事前の軽い運動です。
おなかをすかせてから食べるのが特においしい。
ちょっと体を動かしておけば、空腹感も増して、ますます外食を楽しめます。