「これ、おいしそう。食べてみたい!」
そう思って注文を決めかけたところ、値段を見て驚きます。
思ったより値段が高い。
ここでどうするかです。
「思ったより値段が高いな。やっぱりやめて、ほかの料理にしようかな」
注文に迷いが生じます。
第一希望が難しいなら、第二希望や第三希望で妥協しそうになります。
ここは大切な瞬間です。
ここで妥協に甘んじると、本当に食べたい料理を食べることができません。
中途半端な料理を食べることになります。
本当に食べたい料理ではなく、第二希望・第三希望の料理を食べることになります。
第二希望・第三希望では本当に満足できません。
「まあまあだね」「こんなものだね」となるでしょう。
「中途半端なものを選んでしまったね」
「やっぱり第一希望を選んでおくべきだった」
悔やむことになってからでは遅いのです。
人生は常に本番の連続です。
後からやり直したくても、時間は戻せません。
常に本番なのですから、料理の選び方も常に第一希望を選ぶことです。
中途半端な選び方をしていると、中途半端な人生になってしまいます。
食べながら「やっぱり第一希望を選んでおくべきだったな」と悔やんでからでは遅い。
もう時間は戻せません。
自分に妥協すると、生き方に妥協することになり、満足のいく人生を送れなくなります。
食べたいものなら、注文してしまいましょう。
自分に正直になることです。
ちょっと値段が高くても、すぐ破産するわけではないはずです。
もちろん完全に予算オーバーであれば別ですが、少し高い程度なら許容範囲です。
毎日頑張っている自分へのご褒美です。
私たちは本来、食べるために仕事をして稼いでいます。
食にお金をかけるのは、本来の目的にのっとっていることです。
食は、腹を満たすだけでなく、心を満たすものでもあります。
第一希望を食べれば、それだけ腹も心も満足できます。
ゆくゆくは満足のいく人生に波及していきます。
時には初めての料理にチャレンジすることもあるでしょう。
新しい刺激や変化がほしくて、普段と違った料理を注文したくなることもあるでしょう。
いろんな料理を試してみるほうが、食生活は豊かになります。
普段と違った料理では第一希望にならず、矛盾するように思えますが、違います。
「普段食べないものを食べる」という意味で、やはり第一希望です。
初めての料理を食べるときも、やはり「第一希望を選ぶ」という考え方で注文してください。
「たかが注文」と思うかもしれませんが軽視できません。
人生における小さなワンシーンですが、人生は小さなワンシーンの連続で成り立っています。
外食で注文する瞬間は、ゆくゆく人生全体にも波及します。
外食で妥協する癖がついていると、ゆくゆく人生全体にも妥協が広がっていき、悪い影響を及ぼします。
人生は短い上、常に本番しかないのですから、第二希望・第三希望を選んでいる暇はありません。
常に第一希望を選び、常に第一希望で生きることです。
本当に食べたいものを食べましょう。
少々高くてもご愛嬌です。
大幅な予算オーバーでないかぎり、常に第一希望を選ぶのが正解です。