執筆者:水口貴博

食の喜びと感動を増やす30の言葉

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年のせいで脂っこいものが苦手になっても大丈夫。少量の範囲で楽しめばいい。

年のせいで脂っこいものが苦手になっても大丈夫。少量の範囲で楽しめばいい。 | 食の喜びと感動を増やす30の言葉

「年を取ってから脂っこいものが苦手になった」

「若いころのように、脂っこいものをがっつり食べるのはちょっと苦しい」

「年齢を重ねていくにつれて、あっさりした食事を好むようになった」

そんな声を聞くことがあります。

年を取ると脂っこい食べ物が苦手になることが少なくありません。

これは医学的にも証明されています。

脂っこいものを食べると、多量の脂肪分を摂取することになります。

加齢によって胃の機能が低下すると、脂肪分の消化機能や排泄はいせつ機能が弱くなり、消化不良を起こしやすくなります。

結果として、それが不快感や胃もたれの原因になってしまうのです。

ひどい場合となると、下痢を起こすことも少なくありません。

年を取って脂っこいものが苦手になるケースは事実であり、医学的にも説明のつく現象です。

脂っこいものが苦手になったとき、よくあるパターンとは

さて、年を取って脂っこいものが苦手になったとき、よくあるパターンがあります。

「脂っこいものは絶対無理」という完全否定に変わるケースです。

いったん脂っこいものが苦手になると、思い込みが誇大化して、最初から完全に脂っこいものを避けるケースが少なくありません。

もちろん無難に避けておけば安心ですが、ちょっともったいないのです。

いきなりレッドカードを振り上げている状態です。

食べられるものが減ることになり、食の可能性を狭めることになります。

「もう年だから勉強しても無駄」「もう年だから運動なんて無理」「もう年だから転職できない」と言っているのと同じです。

年齢を言い訳にして最初から諦めないことです。

たしかに脂っこいものは苦手になったかもしれませんが、だからといって「まったく食べられない」は大げさです。

脂っこい食べ物は、少量にすればいいだけのこと

あくまで苦手になっただけのことです。

まったく一口も食べられなくなったわけではありません。

いつの間にか大げさに解釈して「脂っこいものは絶対無理」と思わないことです。

完全に否定すると、食の楽しみが制限されてしまいます。

ここで大切なことがあります。

脂っこい食べ物は「少量」で楽しむようにしましょう。

避けるべきは、あくまで大量摂取です。

年のせいで脂っこいものが苦手になれば、少量の範囲で楽しめば問題ないでしょう。

  • 少量の焼き肉
  • 少量のステーキ
  • 少量のハンバーグ
  • 少量の唐揚げ

「少量では意味がない」と思わないでください。

少量であっても、きちんと食べることに変わりありません。

「少量では迷惑がかかる」と思う必要もありません。

作る段階や注文の段階で調整すればいいことです。

ビュッフェであれば、取るタイミングで量を調整すればいいでしょう。

加齢によって胃の機能が低下していても、少量であれば無理なく楽しめるでしょう。

少量ですら無理という場合は仕方ありませんが、少量なら大丈夫という場合も多いはずです。

脂っこいものは、少量であれば、まだまだ楽しめる

若いころの半分の量でも十分です。

半分が無理なら、3分の1でもかまいません。

少量であっても、よく噛んでゆっくり食べれば、十分おいしく楽しめます。

噛めば噛むほど、唾液の分泌も促され、消化もよくなります。

年のせいで食の可能性を制限しないでください。

おいしいものは、年齢を重ねてもおいしくいただきたいもの。

脂っこいものが苦手になったとはいえ、少量であれば、年を取ってもまだまだ楽しめます。

食の喜びと感動を増やす言葉(24)
  • 脂っこいものが苦手な年齢になれば、完全否定するのではなく、少量で楽しむようにする。
お店は今日もあなたを呼んでいる。
「おいで、おいで」という声に気づこう。

食の喜びと感動を増やす30の言葉

  1. 幸せな人は、おいしさの幅が広い。
  2. 食の感動体験は、やってくるものではなく、出会いに行くもの。
  3. 食欲があることは、素晴らしいこと。
  4. とてもおいしいときだけ喜ぶのではない。
    ちょっとおいしいときもきちんと喜ぼう。
  5. 食費を削りすぎると、不幸な結果を招く。
    食費にお金をかけることは、自分のため。
  6. お店に入るのに理由はいらない。
    「なんとなく」でいい。
  7. 私たちは、歴史を食べている。
  8. 下を向いて歩く癖のある人は、新しいお店を見つけられない。
  9. 間食とはいえ、れっきとした食事の1つ。
    量は少なくても、じっくり味わう。
  10. おいしいものを見つけただけで「運命」を感じていい。
  11. カレンダーに外食の予定を書くと、未来が輝いて見えるようになる。
  12. 今日の夕食は外食と決めれば、今すぐやる気が爆発する。
  13. 新しいお店は、自宅の近所にある。
  14. 未開のお店に誘われたら「行く!」と即答する人が、チャンスをつかむ。
  15. おいしそうに食べるだけで、世界の幸せに貢献できる。
  16. おいしいお店を見つけるのも、才能。
  17. 「○○風」とつけば、もはや違った食べ物と考えていい。
  18. 食べるのが遅いのは、幸せなことである。
  19. 人気店・有名店を否定しない。
  20. 食事と活動のサイクルが美しい人は、人生もうまくいく。
  21. 地球上にある全種類の食べ物を食べるつもりになる。
  22. 「まずい、まずい」と騒ぐのは、その食べ物に失礼だ。
  23. まずくても、いらいらしない。
    「まだ味覚が育っていないだけ」と、どっしり構えていればいい。
  24. 年のせいで脂っこいものが苦手になっても大丈夫。
    少量の範囲で楽しめばいい。
  25. お店は今日もあなたを呼んでいる。
    「おいで、おいで」という声に気づこう。
  26. おいしいものを食べて感動することがあるなら、まずいものを食べて感動することもあっていいはずだ。
  27. クローシュは、自分で開けないのがマナー。
    お店の人が開けて「わあっ!」となるのが演出。
  28. 「食べるのが趣味」という人に、不幸な人はいない。
  29. 全額負担の順番は交互でなくていい。
    最終的に貸し借りのバランスが整えばいい。
  30. 食べるという行為は、生きているうちしかできない。
    「これが人生最後の食事」と思えば、どんな食事でも感慨深くなる。

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