執筆者:水口貴博

食の喜びと感動を増やす30の言葉

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まずくても、いらいらしない。「まだ味覚が育っていないだけ」と、どっしり構えていればいい。

まずくても、いらいらしない。「まだ味覚が育っていないだけ」と、どっしり構えていればいい。 | 食の喜びと感動を増やす30の言葉

食べてみたところ「まずい」と感じることがあります。

口の中に嫌な味が広がって不快感を覚えます。

気持ち悪く感じて、眉間にしわが寄り、表情が崩れます。

うがいをしたくなることもあるでしょう。

そんなとき、いらいらしてはいけません。

いらいらしたところでいいことは1つもありません。

「まずい!」と叫びたくなるかもしれませんが、ぐっと我慢です。

不快感を覚えるところですが、だからといって腹を立てても精神を無駄に消耗するだけです。

あなたの度量を広げる大切な瞬間です。

ここで心がけたい姿勢があります。

まずいと感じたら「まだ味覚が育っていないだけ」とどっしり構えていてください。

まだ味覚が育っていないだけ

人に味覚は、年齢によって変化します。

一般的に年齢を重ねるにつれて、食の許容範囲が広がる傾向があります。

昔は苦手に感じていた味が、いつの間にかおいしく感じるようになることがあります。

昔は嫌いで食べられなかったものが、あるときから食べられるようになることも少なくありません。

不思議な話ですが、珍しいことではありません。

味覚が変化して、食の許容範囲が広がります。

あなたの味覚の許容範囲は、毎日少しずつ広がっています。

自分でも気づかないくらい、少しずつ広がっています。

「嫌いな食べ物が好きな食べ物になった」という奇跡のような大変化が起こることもあります。

まずいのではなく、まだ味覚が育っていないだけ

それを食べておいしく感じなくても諦めないでください。

まずいのではありません。

まだ味覚が育っていないだけです。

今はまずくて味を楽しめなくても、この先はわかりません。

だんだん味覚が育っていき、いつの日かおいしく感じるようになる可能性があります。

1年後、3年後、5年後になるかもしれません。

時には10年以上も先になることもあるでしょう。

「おいしく食べられるなんて絶対ありえない」と思うこともでも、0パーセントではありません。

いつになるかはわかりませんが、それをおいしく楽しめる日を待ち望むことです。

年齢を重ねて味覚が育っていけば、にこにこしながらおいしく楽しめる日がやってくる可能性があります。

そういう希望を持って、食の可能性を信じることです。

だからどっしり構えるのです。

「まだ味覚が育っていないだけ」と。

期待すればするほど、おいしく楽しめる可能性が現実的になります。

おいしく楽しめる日も早く近づきます。

食の喜びと感動を増やす言葉(23)
  • おいしく感じなくても、いらいらするのではなく「まだ味覚が育っていないだけ」とどっしり構える。
年のせいで脂っこいものが苦手になっても大丈夫。
少量の範囲で楽しめばいい。

食の喜びと感動を増やす30の言葉

  1. 幸せな人は、おいしさの幅が広い。
  2. 食の感動体験は、やってくるものではなく、出会いに行くもの。
  3. 食欲があることは、素晴らしいこと。
  4. とてもおいしいときだけ喜ぶのではない。
    ちょっとおいしいときもきちんと喜ぼう。
  5. 食費を削りすぎると、不幸な結果を招く。
    食費にお金をかけることは、自分のため。
  6. お店に入るのに理由はいらない。
    「なんとなく」でいい。
  7. 私たちは、歴史を食べている。
  8. 下を向いて歩く癖のある人は、新しいお店を見つけられない。
  9. 間食とはいえ、れっきとした食事の1つ。
    量は少なくても、じっくり味わう。
  10. おいしいものを見つけただけで「運命」を感じていい。
  11. カレンダーに外食の予定を書くと、未来が輝いて見えるようになる。
  12. 今日の夕食は外食と決めれば、今すぐやる気が爆発する。
  13. 新しいお店は、自宅の近所にある。
  14. 未開のお店に誘われたら「行く!」と即答する人が、チャンスをつかむ。
  15. おいしそうに食べるだけで、世界の幸せに貢献できる。
  16. おいしいお店を見つけるのも、才能。
  17. 「○○風」とつけば、もはや違った食べ物と考えていい。
  18. 食べるのが遅いのは、幸せなことである。
  19. 人気店・有名店を否定しない。
  20. 食事と活動のサイクルが美しい人は、人生もうまくいく。
  21. 地球上にある全種類の食べ物を食べるつもりになる。
  22. 「まずい、まずい」と騒ぐのは、その食べ物に失礼だ。
  23. まずくても、いらいらしない。
    「まだ味覚が育っていないだけ」と、どっしり構えていればいい。
  24. 年のせいで脂っこいものが苦手になっても大丈夫。
    少量の範囲で楽しめばいい。
  25. お店は今日もあなたを呼んでいる。
    「おいで、おいで」という声に気づこう。
  26. おいしいものを食べて感動することがあるなら、まずいものを食べて感動することもあっていいはずだ。
  27. クローシュは、自分で開けないのがマナー。
    お店の人が開けて「わあっ!」となるのが演出。
  28. 「食べるのが趣味」という人に、不幸な人はいない。
  29. 全額負担の順番は交互でなくていい。
    最終的に貸し借りのバランスが整えばいい。
  30. 食べるという行為は、生きているうちしかできない。
    「これが人生最後の食事」と思えば、どんな食事でも感慨深くなる。

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