食事をするとき「おいしい」と言うチャンスが、3回あります。
食事前、食事中、食事後です。
「おいしい」は、食生活を豊かにするポジティブキーワードです。
挨拶と同様、1回でもたくさん言ったほうがいい言葉です。
言っても言わなくてもいい言葉ですが、できるだけ機会を見つけて積極的に言いましょう。
食生活を豊かにしたいなら、どんどん積極的に言うよう心がけるのが正解です。
食べる前に「おいしそう」と言いましょう。
「おいしそう」は、おいしく食べる魔法の呪文です。
いわば「おいしく味わいます」という宣言です。
おいしそうと言えば「おいしく味わおう」という意識が高まります。
期待感が増すことでわくわくした気持ちにもなれます。
味覚が鋭くなって、実際に食べたとき、本当においしくいただけるでしょう。
食べているときは「おいしい」と言いましょう。
はっきり言い切ってください。
きちんと声に出して言うことで、食事を褒めることになります。
同席者がいれば、会話も盛り上がるでしょう。
作ってくれた人がそばにいれば、にっこりして喜んでくれるでしょう。
なにより自分の中でポジティブな感情が生まれ、ますますおいしく食事を楽しめます。
「おいしい、おいしい」と言えば言うほど、食事の雰囲気もよくなります。
実際に食べてみて、おいしいかどうか微妙なときもあるでしょう。
食べることはできるが、おいしいと言うほどでもないときです。
そういうときは許容範囲を広げて、なるべくおいしいと言うように心がけてください。
「おいしい」と言ったほうが、自分にも周りにも、明るい雰囲気が漂います。
食べ終わって「ごちそうさま」と言ったら、もう一言加えたい。
「おいしかった」です。
おいしかったと言えば、食事をきれいに締めくくれます。
食事を楽しんだ心地よい余韻を楽しめます。
食の神様は「おいしい」という言葉が大好きです。
「おいしい、おいしい」と何度も言っていると、再びおいしい食べ物と出会う機会を与えてくれます。
食の神様も、ほほ笑んでくれるのです。