食事の際は、おいしく食べるつもりで食べましょう。
「おいしく食べようとしたが、口に合わなかった」という場合ならいいのです。
「おいしく食べよう」と心がけています。
特に初めて食べるものは、実際に食べてみないと味がわかりません。
実際に食べてみた結果、好みに合わないことがあり、それは仕方ありません。
「苦手な食べ物ではあるが、久しぶりにチャレンジしてみた」という場合もOKです。
年齢を重ねると、味覚や味の感じ方が変わることがあるもの。
「今なら食べられるかもしれない」と思って、久しぶりにチャレンジしてみた結果、やはり口に合わないこともあります。
残念な結果ではあるものの、少なくともポジティブ思考とチャレンジ精神があります。
おいしく食べるつもりだったのもの、結果としてうまくいかなかった場合ならいいのです。
問題は、最初からおいしく食べるつもりがない場合です。
最初からおいしく食べるつもりがないのはよくありません。
最初からおいしく味わう気もないのに、食べるのはよくありません。
食事に感謝するどころか、軽く考えています。
食への冒瀆であり、罪深いことです。
命を捧げてくれた食べ物を無駄にすることになります。
私たちのために命を捧げてくれた動植物から恨まれることになるでしょう。
食の神様からも嫌われます。
おいしく食べるつもりがなければ、食べないほうがましです。
食事をするときは、まずおいしく食べるつもりになることが大切です。
本当においしいかどうかは別として、まずおいしく食べようという姿勢や気持ちが必要です。
「きっとおいしいだろう」
「しっかり味わおう!」
「きちんと味わって食べよう!」
おいしく食べるつもりになって、食べ物を口に運んでください。
心の中で小さく念じるだけでかまいません。
苦手な食べ物であっても「おいしいかもしれない」という期待を持って食べればいい。
おいしく食べようという気持ちが心の調味料となり、ますますおいしく味わえるようになります。