「新しいお店を開拓したい」と言う人がいます。
新しいお店には、新鮮な雰囲気があります。
素晴らしい美食と出会えるかもしれません。
見たことも食べたこともない珍料理があるかもしれません。
冒険感もあって、わくわくどきどきするでしょう。
初めて行くお店は、冒険をするような気分がありますね。
新しいお店を知ることで、自分の中の世界観も広がります。
そのお店が素晴らしければ、紹介できるお店も増えるでしょう。
「新しいお店を開拓したい」という気持ちを持つ人も多いでしょう。
しかし、ここでよくある矛盾した現象があります。
新しいお店を開拓したいと言いつつ、新しいお店を避けるという現象です。
新しいお店を見つけて気になっても、尻込みして入ろうとしません。
「入ってみたい。でも入りたくない」と言います。
発言と行動が矛盾しています。
新しいお店を避けているかぎり、開拓は不可能です。
不可思議な話ですが、意外とよくあることです。
「また今度」「機会があれば」と思いつつ、いつまで経っても入ることがありません。
自分を振り返って、発言と行動が矛盾していないか確認してみてください。
すでにあなたもその1人かもしれません。
新しいお店を避けてしまう理由は「心理的な抵抗」です。
一度も入ったことがないと、どんなところかわからないため緊張や恥ずかしさがあります。
たしかに初めてのお店は、心理的な抵抗があって入りにくく、避けてしまうことも多いもの。
しかし、それは当然のことです。
新しいお店を開拓するには、勇気を出して、恥ずかしさを乗り越える必要があります。
自分の矛盾した行動パターンに気づくことです。
「新しいお店を開拓したいと言いつつ、新しいお店を避けているのはおかしいよね」
自分の矛盾に気づくだけでも違います。
恥ずかしく感じますが、だからこそ勇気を鍛える機会にもなります。
新しいお店には、今まで食べたことがないようなものがあるかもしれません。
自分の世界が広がる様子を想像すれば、期待に胸を膨らんで勇気が出やすくなります。
勇気が出ないなら、顔をぱちんと叩いて気合を入れ、なけなしの勇気を振り絞りましょう。
新しい世界を知ることに集中すれば、期待感が大きくなるぶんだけ恥ずかしさが半減します。
どうしても1人で入店するのが難しいときもあるでしょう。
本来であれば1人で入店したほうが、メンタルトレーニングにもなって効果的ですが、勇気が出ないことがあるもの。
どうしても1人で入店するのが難しいなら、友人を誘ってみましょう。
1人で入店するのが恥ずかしくても、友人と一緒なら、抵抗が小さくなるでしょう。
ベストではありませんが、いつまでもためらって入店しないでいるよりはベターです。
困ったときは、素直に友人の力を借りて入店したほうが、新しい未来が切り開けます。