あなたの舌は何でしょうか。
どれも正解です。
ここでもうひとつ、ユニークな視点を身につけてください。
辞書には載っていませんが、あなたの価値観の向上に役立ちます。
それは「ダンス会場」という考え方です。
あなたの舌は、ダンス会場です。
食べ物を食べたら、舌の上でダンスさせましょう。
食べやすいように舌を動かすだけでいいのです。
自由に舌を動かして、思いのままにダンスをしましょう。
食べ物を口の中に入れたら、ダンスのスタートです。
ダンスをするようなイメージで、食べたものを上下左右に動かしてみましょう。
舌の上で回すように転がしてみるのもよし。
舌の上で食べ物をダンスさせると、ゆっくり食べることです。
ダンスさせればさせるほど、味がよく感じられます。
軽やかなステップを踏んでいるところをイメージしながら、上手に舌を動かしてみてください。
舌の上には「味蕾」と呼ばれる、味覚の受容器があります。
味蕾には、甘味・酸味・塩味・苦味・うま味・脂肪味の6種類の味細胞があります。
舌の先端には、甘味の味細胞があります。
舌の両脇には、酸味・塩味の味細胞があります。
舌の奥側には、苦味・うま味の味細胞があります。
舌の上でダンスさせればさせるほど、味蕾とよく触れ合うので、それぞれの味がより鮮明に感じられるようになります。
食事の時間は、ダンスの時間です。
手足を動かす代わりに、舌を動かしましょう。
今日は舌の上でどんなダンスを踊りますか。
さあ、ダンサーの入場です。
ゆっくりダンスさせるのもよし。
激しくダンスさせるのもよし。
私たちの口の中には、面白い世界が広がっています。
食のワンダーランドは、口の中にあります。
あなたの舌は、ダンス会場です。